2021年09月15日

犬の鼻腔狭窄


犬の鼻腔狭窄とは、鼻の穴とそれに続く「鼻腔」と呼ばれる空間が狭まった状態のことです。
犬の正常な外鼻孔と狭窄を起こした外鼻孔の比較
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この「鼻腔狭窄」と「長すぎる軟口蓋」、「声門の狭窄」といった他の症状が複合した場合は、特に短頭種気道症候群と呼ばれることもあります。
先頭に「短頭種」とついているのは、この病変が主に鼻先が短い短頭犬種に発症するためです。
犬の鼻腔狭窄の症状としては以下のようなものが挙げられます。

●鼻の穴が狭まっている
●鼻をグーグーならす
●鼻水をよく飛ばす
●呼吸が荒くなる
●呼吸困難に伴うチアノーゼ(酸素不足)
●熱中症にかかりやすい


【外科手術】
症状が重く、呼吸困難が明らかな場合は永続的な治療効果を狙って外科手術が行われることがあります。
手術前

犬の鼻腔狭窄に対する鼻翼切除術
手術中
外鼻孔を広げる場合は、鼻の軟骨と周辺皮膚を切除して鼻の孔を広げます。軟口蓋が長すぎて呼吸を邪魔している場合は、炭酸ガスレーザーなどを用いて扁桃の後ろから切除してしまいます。

手術後
術後

進行した状態では、軟口蓋や喉頭部などの手術も必要になり、麻酔のリスクも高くなります。
より安全に、最大限の効果を得るためには、より早い段階(なるべく4歳未満)での手術が理想的です。

もしおうちのワンちゃんの呼吸やいびきについて気になる方や、手術に興味のある方は当院にご相談下さい。
posted by たかた動物病院 at 21:26| お知らせ